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軽度の知的障害があり、就労している子供です。

【障害年金受給体験談NO.9】

1.受給期間

2014年6月~2015年11月。

2.受給額

月額65000円。

3.内容(どのような病状で、どのような受給が認められたか)

軽度の知的障害があり、就労している子供です。就労しているとはいっても、周囲の協力、配慮がかなりありなんとか就労できている状態です。

年金の申請書を市役所にもらいに行ったときに、申立書は生まれてから現在までの状態を5年位に分けて記入するように言われました。

生まれた時は、人より歩きだすのが遅いくらいで特に気になる事はありませんでした。

小学校にあがり、普通級に通っていましたが、宿題ができず、授業中に教科書をハサミで切り刻んだり、学校から渡されたプリントも持って帰ってこれず、引出しの中がパンパンに入っている状態でした。

中学校にあがり、特別支援級に通いました。パニックを起こすと頭をガンガン壁にぶつけ、苦しんでいました。この時、療育手帳を取得しています。

現在でも家族の見守りがないと生活はできません。整容行為も一人では不十分のため、父親が一緒に入り、洗い残しはないか毎日チェックしています。

また、寝癖なども気づくことができず、会社に行こうとします。

申立書は一人暮らしを想定して書くとアドバイスを受けましたが、大事な書類が届いたとしても、理解できないですし、市役所の窓口に行って聞くこともできません。食べる事が介助なしにできても、栄養バランスを考えて食事することはできません。

一人暮らしは到底できません。その辺りを記載し、2級を受給しました。

4.自分で手続きをしたのか?社会保険労務士を利用したのか?

市役所の窓口で一通り説明を受けましたが、到底理解する事が出来ず、また、申請に必要な医師意見書も主治医がおらず、どこにお願いすればよいのか分かりませんでした。

窓口でいろいろ質問していると、年金の相談に乗ってくれると、障害者の相談支援センターを紹介されました。そこは相談料がかからないので、とりあえず、相談に行きました。

お世話になったところは予約制です。そこで、事情を説明すると、もらえるかもらえないか微妙な方は社会保険労務士に相談した方が良い、とアドバイスをもらいました。

社会保険労務士の中でも障害年金を専門にしている方もいるとのことで、少し考えましたが、経済的に余裕のない我が家はそのまま、相談支援センターに手伝って頂くことにしました。

担当の方に先に言われたのは、「年金の申請は初回が大事であること、初回に却下されてしまうと、その後再び挑戦しても通らないことが多い」ということです。

実際に自分で申立書を書く前に、相談支援センターに2か月足を運び、幼少期から20歳までの本人のネガティブな行動を思い返すのはなかなか重労働でした。

しかし、申立書にできることを書いてしまうと年金の審査をする方ができると判断してしまうということで、本人のできないことに目を向けて書きました。その辺りは自分でなくプロが書いてくれると少しは気持ちが楽だったかな、と感じています。

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