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2010年11月~2015年7月。
ひと月6万6千円。
私は中学生の頃に不登校になりました。
満員電車や人がたくさんいる場所が苦手で、うまく人と話すこともできなかったため、学校や集団の場にとけ込んでいくことが次第に困難に感じ、登校拒否…家にこもりがちの生活になりました。
家にこもりがちになってからは運動不足と偏食、睡眠不足から来る慢性的な疲労感、身体のだるさに悩まされるように…。
蓄積したストレスにより味覚異常、聴覚異常、身体疾患、自律神経失調等の症状が現れだしたころ、かかりつけの主治医から統合失調症と診断を受け、その診断書を元に、様々な福利厚生・補助金の手当ての申請をしていました。
このとき、私は十代でしたので、手続きは母に手伝ってもらいました。
そのまま定期的(月1程度)の通院を続け、20歳になった時点で障害年金の申請を母と一緒に行いました。
診断書も引き続き、同じ病名で書いていただきました。手続きをしたところ申請が通り無事、障害年金の受給を認められました。
母も私もこのときはとてもホッとし、つかの間の安息を手に入れた気分でした。先立つものがなければ家での療養生活にあたることも難しいですから、今でも、国の障害年金の制度には感謝しています。
私が病院にかかり始めてから、公的な申請、手続き等はすべて母に一任していました。
社会保険労務士の存在は知らなかったと思います。
家の近くの福祉事務所に直接訪れて、保健師さんに問い合わせをしたり、病院のケースワーカーさんに利用できるサービスはありませんか?と聞いてみたり地道に自力で調べていきました。
なるだけ自分たちだけで完結できるように動こうという考えもありましたので、そのようにしていました。
母にすべて任せていたので、手続きの大変さを私は知らなかったのですが20歳をむかえて、自分で行動して体験してみたいと考えるようになり、福祉事務所のケースワーカーさんとの面会も病院で診断書をもらうのも自分でやるようにしました。
すると思いのほかに大変な面もあり、また新たな知識、知らなかった福祉の仕組み・障害年金や自立支援法などの現状にも詳しくなったので結果的にいい体験・知識になったなと思います。
これからは障害年金や自立支援法について人に聞かれても答えることができる。
障害年金やその申請手順について何も知らないときは少し不安だったけれど体験をもとにした知識があると安心できるし、教える喜びもあります。いまはそんな風に肯定的に捉えています。
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