障害年金制度ポータルサイト。請求手続きの流れ、障害年金対象者とは?社会保険労務士などの障害年金請求の専門家紹介も行っています。

障害年金ドットコム 障害年金ドットコム
障害年金は請求しなければもらえません!
障害年金ドットコム > 障害年金とは? > 精神障害者福祉手帳とは?障害年金との関連性について

精神障害者福祉手帳とは?障害年金との関連性について

■様々なメリットがある精神障害者保健福祉手帳

精神障害者保健福祉手帳は、精神障害の状態にあることを認定する手帳です。

精神障害者の自立と、社会参加を支援するための制度で、この手帳を持っていると、税金の控除や減免、生活福祉資金の貸付、NHK受信料の減免などさまざまなサービスが受けられます。

また障害者雇用の募集に応募できるので、精神障害に理解のある職場で働けるメリットもあります。

精神障害者保健福祉手帳が利用できる人は、てんかんや発達障害を含む何らかの精神疾患によって、日常生活や社会参加が難しい人です。

対象となる病気は全ての精神疾患で、主に統合失調症、うつ病、そううつ病、薬物やアルコールによる急性中毒又はその依存症、高次脳機能障害、発達障害、ストレス関連障害などです。

精神障害者保健福祉手帳の等級は、1級から3級まであり、

1級は、ほとんどの日常生活において介護が必要な状態で、障害年金の1級に相当する症状の人です。

2級は日常生活に大きな制限がある人で、障害年金2級に相当する状態です。

3級は日常生活若や社会生活に制限がある人で、障害年金でいうと3級に相当する状態です。

このように精神障害者保健福祉手帳の等級と、障害年金の等級は似ています。

しかし手帳と障害年金は全く別の制度です。

たとえ手帳の等級が2級であっても、障害年金では2級に相当すると認められず、年金が受給できないケースもあるので、注意しましょう。

■障害年金と、精神障害者保健福祉手帳の違い

障害年金とは年金制度で、障害があって社会生活や日常生活に大きな支障がある人に対して、一定のお金が給付される制度です。

一方で精神障害者保健福祉手帳は、精神障害のみに限定された福祉サービスで、一定のお金が毎月支給されるわけではなく、日常生活のさまざまな場面で、便利なサービスが受けられる制度です。

全国一律で受けられるサービスのほかに、地域ごとに受けられるサービスが決められており、主なサービスとして電車やバスなどの運賃の割引、水道代の割引、公共施設の利用料の割引、公営住宅の優先的な入居など、多数のサービスが用意されています。

治療や生活でたくさんのメリットがあるので、両方を申請することをおすすめします。

また障害年金は、精神障害者保健福祉手帳よりも申請手続きに手間がかかりますし、等級の判定が厳しいのが特徴です。

精神障害者保健福祉手帳を持っているからといって、簡単に障害年金が受け取れるわけではない点に注意しましょう。

【これらの記事も読まれています】

障害年金ドットコム

【当サイトのご利用について】

当サイトに記載されている情報の正確性、安全性、有用性等について、いかなる保証もするものではありません。または当サイトをご利用になったことで生じるいかなる損害についても責任を負うものではありませんので、予めご了承くださいますようよろしくお願い申し上げます。

Copyright(C) 2024 障害年金ドットコム All rights reserved.