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心療内科に通いつめているような精神状態では自分で手続きはできない。

【障害年金受給体験談NO.54】

1.受給申請時期・期間

2012年4月~2014年3月。

2.受給時の年齢

42歳。

3.受給額

障害厚生年金は、{2003年3月以前の平均標準報酬月額*7.125/1000*2003年3月以前の被保険者月数+平成15年4月以降の平均標準報酬額*5.481/1000*2003年4月以降の被保険者月数}で計算することができます。

しかし、私の場合は、

  1. 障害等級が3級であったこと
    (年金基礎額が1級・2級に比べ低い上に、配偶者の加給年金額22万4500円が得られない)
  2. 年齢が若く被保険者月数が短すぎたこと
    (300月未満の場合は300月とみなして計算されます)
  3. 子どもが居なかったこと
    (いれば2人までは子一人につき22万4500円、3人目からは7万4800円の加算が行われるはずでした)

などから、

最低保証額の58万5,100円/年しか得られませんでした。

したがって私の受給額は受給期間2年トータルで117万200円でした。

4.内容(どのような病状で、どのような受給が認められたか)

パワハラ、サービス残業などによって、ある日突然会社に出勤することができなくなりました。

最初は自分の不甲斐なさを責めましたが、友人の勧めもあって心療内科に通い、うつ病(気分障害)と診断されました。

安定剤や抗鬱剤を服用したり、カウンセリングを受けたりして復職を目指しましたが、早く仕事に戻らなければいけない、という焦りが病状を更に悪化させ、しばらく休業することになってしまいました。

当然、休業期間中は収入が激減。

生活を維持するのも困難になるとの判断から、お医者さんと相談の上、精神の障害を認定を出してもらいました。

障害の程度を3級(精神に、労働が制限を受けるか、又は労働に制限を加えることを必要とする程度の障害を有するもの)との認定を受け、それをもって障害厚生年金の3級も認められることとなりました。

5.自分で手続きをしたのか?社会保険労務士を利用したのか?

最初は自らの手で手続きをしようとも考えたのですが、精神的に参っていましたので、とても自らが手続きをできる状況にはありませんでした。

友人に相談したところ、社会保険労務士の先生を通じて申請したほうが、コストはかかるけど、スムーズに支給されるとのことでしたので、社会保険労務士の先生に依頼を行いました。

精神的な疾患で障害年金の受給を希望する人は、特に社会保険労務士の利用をお勧めします。

その理由は2つです。

第一に、心療内科に通いつめているような精神状態でしたので、とてもではありませんが、自分で手続をすることができなかったこと。

第二に、心療内科の先生と「合う・合わない」という問題がありましたので、複数の心療内科を受診しており、どの心療内科での受診を初診とすべきかについて判断がつかなかったこと。

以上の理由から社会保険労務士の先生に依頼し、私から見て面倒な作業は全ておまかせしました。

社会保険労務士の先生にお願いすることで、心理的な負担が軽減され、また、手続きもスムーズに終わりました。

予想よりも早く障害年金を受給することができました。

結果としては、費用は掛かりましたが、社会保険労務士に依頼してよかったと思っています。

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